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広島・三次市立青河小学校「世界とつながる学び」報告会
2025年11月5日、広島県三次市立青河小学校で、子どもたちが世界とつながる学びの成果を振り返る報告会が行われました。この取り組みは、なかよし学園プロジェクトがサポートし、青河小学校の児童たちが「AOGA SOAP」というオリジナルの石けんを作り、遠く離れたルワンダの子どもたちの手洗い授業で活用されたという、とても素敵な実践です。
児童のアイデアから生まれた「AOGA SOAP」がルワンダへ
青河小学校の子どもたちは、世界のことを学んだ後、自分たちで探究学習として石けん作りに挑戦しました。形や色、使いやすさに工夫を凝らして完成させたのが、カラフルな「AOGA SOAP」です。
この石けんは、なかよし学園プロジェクトを通じてルワンダの首都キガリにあるAfrican Mirrorという団体や、KIBAGABAGA SCHOOLという小学校に届けられました。現地では、手洗い習慣を広める予防医療の授業で「AOGA SOAP」が使われ、子どもたちは楽しみながら衛生の大切さを学びました。
報告会では、ルワンダでの手洗い授業の様子が動画や写真で紹介され、青河小学校の児童たちは、自分たちの作った石けんが海の向こうで役立っていることを実感し、大きな喜びを感じたことでしょう。
ルワンダの歴史から学ぶ「支援の意味」
講演では、ルワンダの歴史や、今も残る課題についても触れられました。児童たちは、「AOGA SOAP」が本当に必要としている人々に届いたこと、そして自分たちの学びが誰かの命を守る行動につながることを深く理解しました。
保護者・地域住民も国際協力に共感
この報告会には、保護者や地域住民の方々も参加しました。ある保護者からは、「子どもが平和のために何かしたいと思っても、具体的な一歩がわからず悩んでいました。今回、日々の学びが世界に届く道筋が見え、子どもがいきいきと行動し始めています。この取り組みに感謝しています。」という声が聞かれました。
谷川佳万校長も、「1年間の取り組みが形になり、海を越えて子どもたちの健康増進に役立つとは思いませんでした。今日の講演で、ルワンダの歴史と今も厳しい状況にある子どもたちの現実を知り、自分たちの学びで応援できることの大切さを再確認しました。保護者や地域のみなさんに聴いていただけたのも大きな収穫です。今後、AOGA SOAPの次回便が届くことも楽しみにしています。」と、この取り組みの意義を語りました。
今後の展開と三次市のグローバル探究教育モデル
12月以降も、児童たちが新たに作った「AOGA SOAP」と、児童自身が解説するビデオがルワンダで活用される予定です。このように、「つくる→届ける→反応が戻る→改良して再び届ける」という循環が、子どもたちの学びをさらに深めていくことでしょう。
三次市では、このような「世界とつながる学び」を「三次市教育委員会が掲げる『みよし結芽人（ゆめびと）～幸輝心（こうきしん）～』の理念」として推進しており、学校、地域、そして海外が連携するグローバル探究の実践が広がっています。青河小学校の「AOGA SOAP」の活動は、三次市が地域から世界へ接続する“グローバル探究教育”のモデルケースとして、きっと注目されていくことでしょう。
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子どもたちの純粋な気持ちと行動が、遠い国の子どもたちの笑顔につながるなんて、本当に素晴らしいことですね！これからも、青河小学校の「AOGA SOAP」が、たくさんの笑顔を届けてくれることを願っています。