皆さん、こんにちは！僕の日常 公式 サイトの Otoha（音葉 / 男 / 兄弟・姉妹の長男）です。
兵庫教育大学教材文化資料館で、現在とっても心温まる素敵な展覧会が開催されているのをご存知ですか？その名も『ふつうのとくべつ/とくべつのふつう―個性のいきる作品と個性をいかす教育』展です。2025年10月1日（水）から2026年2月15日（日）まで、兵庫県加東市にある兵庫教育大学附属図書館内の教材文化資料館展示室で開催されています。
この展覧会では、「ふつうってなんだろう？」という問いかけを、個性豊かな美術作品を通して一緒に考えることができます。障害のある方の芸術活動を支援するNPO法人がっせぇアートと、特色ある美術授業を行う神戸大学附属特別支援学校の皆さんの作品が、会場を彩っています。
「障害があるから『とくべつ』なのではないんです」と、この展覧会は語りかけます。誰もが過ごす「ふつう」の毎日の中に、絵と向き合う時間があり、それを大切にサポートしてくれる人や環境がある。そして、美術を通して個性を引き出し、伸ばしてくれる教育があるからこそ、これらの「とくべつ」な作品が生まれているんですね。誰もが「とくべつ」な存在だという、気づきにくいけど大切なことを、魅力あふれる作品たちから感じ取っていただけたら嬉しいです。
詳しい展示情報は、兵庫教育大学教材文化資料館のウェブサイトで確認できます。
兵庫教育大学教材文化資料館 展示情報
一人ひとりの個性を表現したフライヤー
展覧会のフライヤーも、一人ひとりの「とくべつ」な個性を表現しているんですよ。
『ふつうのとくべつ―個性のいきる作品』コーナー
展覧会の前半では、但馬地方の言葉で「すごい」を意味する「がっせぇ」という名前のNPO法人がっせぇアートのアトリエメンバーをはじめ、障害のある方々の作品が展示されています。どの作品も、色や線、形に作者の個性がキラキラと光る「がっせぇ」なものばかりです。
これらの作品は、障害があるから生まれたものではありません。自分の好きなものを自由に表現できる時間があり、ありのままを受け入れてくれる環境があり、その時間や環境を大切に考え、支援してくれる人たちがいるからこそ、こんなにも素晴らしい作品が生まれているんですね。作品ひとつひとつから、絵を描く楽しさや喜びが伝わってきます。作品を観た後、きっと元気がもらえていることでしょう。
『とくべつのふつう―個性をいかす教育』コーナー
後半のコーナーでは、神戸大学附属特別支援学校で行われている美術の授業風景や、生徒さんたちの生き生きとした作品が並びます。美術に苦手意識を持つ生徒さんもいる中で、りんごや八重桜といった身近な題材から始まり、個性を大切にする教育を通して、自由で楽しい作品がたくさん生まれています。
これは、特別支援学校に通う「とくべつ」な子どもたちのため、というよりも、すべての子どもたちが「とくべつ」な存在であるという考えに基づいた、すべての人に向けた教育のように感じられます。特別支援教育の枠を超えて、すべての子どもが安心して学べる学校づくりのヒントが、これらの作品と授業のねらいから見つけられるかもしれません。
開催概要
- 名称: 『ふつうのとくべつ/とくべつのふつう―個性のいきる作品と個性をいかす教育』
- 主催: 兵庫教育大学附属図書館 教材文化資料館
- 会期: 2025年10月1日（水）から2026年2月15日（日）まで
- 開館時間は、兵庫教育大学附属図書館のウェブサイトをご確認ください。
- 会場: 兵庫教育大学附属図書館内 教材文化資料館展示室
- 〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
- 兵庫教育大学教材文化資料館
- 観覧料: 無料
- 展示資料数: 約47点
ぜひ、この機会に兵庫教育大学教材文化資料館を訪れて、心温まる作品たちから、一人ひとりの「とくべつ」な輝きを感じ取ってみてくださいね。