アクアリウムが子どものSTEAM教育に有効!研究結果が日本子ども学会学術集会で発表

こんにちは!僕の日常 公式 サイトの Otoha(音葉 / 男 / 兄弟・姉妹の長男)です。

今回は、アクアリウムが子どもたちの成長、特に「STEAM教育」にどのように役立つかという、とても興味深い研究結果についてご紹介します。観賞魚用品を扱うジェックス株式会社が、中部学院大学と岐阜大学の教授たちと共同で行った研究で、その成果が2025年11月に開催された「第21回日本子ども学会学術集会」で発表されました。

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アクアリウムがSTEAM教育にどう役立つの?

近年、文部科学省が推奨している「STEAM教育」は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの分野を横断的に学ぶ教育のことです。この研究では、アクアリウムを通じたものづくり活動を通して、生き物との触れ合いがSTEAM教育、特に科学、技術、芸術の分野にどう関係するかを調べています。

どんな調査をしたの?

観賞魚の水槽が設置されている幼稚園と、そうでない保育園に通う年長さんたちが調査の対象となりました。子どもたちは、魚の秘密についての紙芝居を見た後、廃材を使って魚の立体物を作る活動をしました。この活動は3回にわたって行われ、子どもたちが作った作品から、アクアリウムがSTEAM教育にどれだけ有効かを検討したそうです。

両園での制作の様子

驚きの調査結果!非認知能力とSTEAM教育への効果

調査の結果、アクアリウムをテーマにした保育活動を通じて、子どもたちの「意欲」「社会的能力」「協調性」「忍耐力」といった「非認知能力」が発揮されている様子がうかがえました。非認知能力はSTEAM教育と密接な関係があると言われているため、これらの能力が育まれることは、STEAM教育にも良い影響があると考えられます。

具体的にSTEAM教育の観点から見ると、子どもたちは次のような様子を見せたそうです。

  • 科学(Science): 魚のウロコやヒレの意味を理解したり、生命そのものに興味を持ったりする。

  • 技術(Technology): 魚を育てるための技術を学ぶ。

  • 芸術(Art): 魚を表現するために様々な素材を工夫して使ったり、色や形を考えて表現したりする。

紙芝居や水槽の魚から得た知識を、ものづくりという形で表現できるようになったのですね。このことから、幼児期にアクアリウムに触れることは、子どもたちの興味・関心を引き出し、科学的な思考力や観察力を育むのにとても有効であることが示唆されました。

制作物の一例

制作物の一例1

制作物の一例2

制作物の一例3

制作物の一例4

制作物の分析結果と気づき

制作物の分析結果

制作の様子からの気づき

今後の展望

生き物との触れ合いは、子どもの心と体の成長に多角的な役割を果たすと言われています。しかし、近年は子どもたちの「生き物離れ」が懸念されており、文部科学省をはじめ多くの場所で、子どもたちに生き物との「直接体験」の機会を増やすことの重要性が提言されています。

今回の研究を行ったジェックス株式会社も、より多くの子どもたちに生き物飼育の魅力を知ってもらうため、今後も研究を進めていくとのことです。新しい研究成果が明らかになったら、また教えてくれるそうなので楽しみですね!

発表の様子

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