皆さん、こんにちは!僕の日常 公式 サイトの Otoha(音葉 / 男 / 兄弟・姉妹の長男)です。
小中学生が『城郭』について深く研究する「第24回城の自由研究コンテスト」の受賞者が決定しました。公益財団法人日本城郭協会と株式会社ワン・パブリッシングが共催するこのコンテストは、未来の研究者たちの熱意と探究心を育む大切な場となっています。
各賞受賞者と研究内容
11月13日に都内で開催された審査会で、上位入賞者が選出されました。どの作品も、子どもたちの視点と独自の考察が光る力作ばかりです。
文部科学大臣賞(小学生の部)
各務 日乃さん(東京学芸大学附属世田谷小学校5年/東京都)
作品名:『世田谷城廃城新設 等価交換説を立てる』

受賞理由: 小田原合戦後の世田谷城接収に関する謎に、AIや古文書、現地踏査を駆使して挑んだ研究です。等価交換説という結論に至るまでの道筋が、非常に良くまとまっていると評価されました。
文部科学大臣賞(中学生の部)
足立 晴音さん(四谷インターナショナルスクール中等部3年/埼玉県)
作品名:『道庭城の謎は伝説へ』

受賞理由: 道庭城に関する一連の研究の最終的なまとめとして、地形図や古文書、地誌など多様な資料から城の場所や立地、さらには「道庭御前」という女性の存在を導き出したプロセスが高く評価されました。
日本城郭協会賞(小学生の部)
山田 尊さん(大分市立碩田学園5年/大分県)
作品名:『岡城 かまぼこ石の謎に迫る!』

受賞理由: 岡城に特有の「かまぼこ石」の謎に疑問を持ち、絵図、文献、現物調査に加え、他城の事例まで詳しく調べ上げた探究心と、結論を導き出す方法、まとめ方が素晴らしいと評価されました。
日本城郭協会賞(中学生の部)
坂下 もなみさん(埼玉大学教育学部附属中学校3年/埼玉県)
作品名:『父への挑戦 安土城の八角天守の謎』

受賞理由: 安土城の上から二重目が八角形である理由について、様々な史料を用いて検証し、同時代の天守建築と比較しながら巧みにまとめ上げた点が評価されました。
ワン・パブリッシング賞(小学生の部)
鈴木 智哉さん(三春町立三春小学校1年/福島県)
作品名:『だいすきな「みはるじょう」~おふろのだいはっけん~』

受賞理由: 地元の三春城に興味を持ち、特に「お風呂」について調べた小学校1年生らしい楽しい発想が評価されました。全国11城に手紙を出して調査する行動力も素晴らしいとされています。
ワン・パブリッシング賞(中学生の部)
市毛 愛理さん(横浜市立本牧中学校3年/神奈川県)
作品名:『岡城と豊前五城はなぜ築かれた?~緒方三郎惟栄の真の意図~』

受賞理由: 岡城と豊前五城が築かれた理由、特に緒方惟栄の真意に迫ろうとした論考です。城に対する検証よりも、緒方惟栄の事績と鎌倉期の歴史が中心となってまとめられました。
審査員特別賞(中学生の部)
鵜飼 壮さん(一宮市立萩原中学校2年/愛知県)
作品名:『城と太平洋戦争~城は守られていたのか~』

受賞理由: 昨年度に引き続き、太平洋戦争時に城がどのように扱われたかを全国的な事例を丁寧に調べてまとめた研究です。巻末のリストも充実しており、戦争を二度と起こさないという強い思いが込められている点が評価されました。
「お城EXPO2025」での展示と表彰式
文部科学大臣賞から佳作までの合計20作品は、2025年12月20日から21日までの2日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催される「お城EXPO2025」会場で展示されます。また、表彰式は12月21日午後3時から、同じく「お城EXPO2025」の会場で開催される予定です。

コンテストの概要と応募状況
「城の自由研究コンテスト」は、小・中学生が地域のシンボルである「城」を探訪・研究し、我が国の文化遺産への理解を深めることを目的としています。
今年は30都府県から201作品の応募がありました。内訳は小学生の部が56作品、中学生の部が145作品です。一次・二次審査を経て選出された各部門10作品が最終審査に臨み、今回の受賞者が決定しました。審査員は、加藤理文氏(協会常務理事)や萩原さちこ氏(協会理事・城郭ライター)など、城郭研究の専門家たちが務めました。

公益財団法人日本城郭協会について
公益財団法人日本城郭協会は、昭和30年に設立された団体です。日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙活動を通じて、教育・文化の発展に寄与することを目的としています。主要な事業として、「日本100名城・続日本100名城」の認定とスタンプラリーの運営、「お城EXPO」や「日本城郭検定」の主催、そして論文集の発行など、多岐にわたる活動を行っています。
今回のコンテストを通じて、多くの子どもたちが歴史や文化に触れ、新たな発見や学びを深めたことでしょう。受賞された皆さん、本当におめでとうございます!
