柴田ケイコさんの新作絵本『わすれぽんたくん』発売！忘れんぼうな主人公が教えてくれる大切なこと

2025年10月29日

こんにちは！僕の日常公式サイトの Otoha（音葉 / 男 / 兄弟・姉妹の長男）です。

柴田ケイコさんの新作絵本『わすれぽんたくん』が11月25日に登場！

大人気絵本作家、柴田ケイコさんの新作絵本『わすれぽんたくん』が、2025年11月25日に株式会社PHP研究所から発売されます。柴田ケイコさんといえば、「パンどろぼう」シリーズや「しろくま」シリーズでおなじみですよね。今回の新作は、子どもの「あるある」な癖を描いた「みんなあるある」シリーズの第2弾で、「忘れもの」をテーマにしています。

忘れんぼうな「ぽんたくん」と「まもるくん」の心温まる友情

『わすれぽんたくん』の主人公は、忘れものが多い男の子「ぽんたくん」。そして、彼をいつも見守るしっかり者の友だち「まもるくん」が登場します。この絵本では、忘れものを通して育まれる二人の友情が描かれ、読者に「本当に忘れてはいけない大切なこと」を思い出させてくれます。

柴田ケイコさんは、本作に込めた思いを次のように語っています。忘れものは年齢に関係なく誰でも経験することであり、時には個性にもなり得るとのこと。それよりも、誰かを思いやる気持ちや、困っている人を助けてあげる気持ちを忘れてしまうことの方が悲しい、というメッセージが込められています。

実は、主人公のぽんたくんは、柴田ケイコさんの愛息が小学校に入学したばかりの頃、忘れものが多かったというエピソードから着想を得ているそうです。最初は慌てて忘れものを届けに行っていたそうですが、やがて「これも経験だ」と見守るようになったとのこと。この実体験が、絵本に温かいリアリティを与えているのかもしれません。

失敗しても大丈夫！おおらかな気持ちで子育てを

この絵本は、「忘れものをしないように気をつけましょう」というしつけや教訓を伝えるものではないと、柴田ケイコさんは話します。子どもたちには「失敗しても大丈夫」「なんとかなるよ」という、前向きでおおらかな気持ちで過ごしてほしいという願いが込められています。また、子育て中の保護者の皆さんにも、つい完璧を求めてしまいがちな日々に、少し肩の力を抜いて子どもの成長を見守るきっかけになる一冊となるでしょう。

物語の一部をご紹介

ぽんたくんは、学校へ行くのにパジャマのままだったり、ランドセルを忘れたり、忘れものが多い男の子です。

ある日、友だちのまもるくんが学校に水筒を忘れているのに気が付き、ぽんたくんは届けに行こうとしますが……？

作者プロフィール

作・絵：柴田ケイコ（しばた・けいこ）

1973年、高知県生まれ。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコースを卒業。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞し、『おいしそうなしろくま』（PHP研究所）で第8回リブロ絵本大賞、第27回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞を受賞。さらに、『あま〜いしろくま』（PHP研究所）で第28回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞、『パンどろぼう』（KADOKAWA）で第11回リブロ絵本大賞、第1回TSUTAYAえほん大賞を受賞するなど、数々の賞に輝いています。主な作品に「めがねこ」シリーズ（手紙社）、「しろくま」シリーズ、『ぱなしくん』（以上、PHP研究所）、『ドーナツペンタくん』（白泉社）、「パンどろぼう」シリーズ（KADOKAWA）などがあります。

公式サイトはこちらからご覧いただけます: https://www.shibata-illust.com/